Fリーグ・ディビジョン1の湘南ベルマーレを率いる奥村敬人が、インスタライブを行い、そのなかで自身の考える日本人ベスト5を発表した。
奥村監督が真っ先に名前を挙げたのが、長らく日本代表のエースとして活躍し、現在はU-20フットサル日本代表と女子フットサル日本代表の監督を務めている木暮賢一郎氏。
「木暮は本当にうまかった。昔はアラで、サイドでさらした時のピヴォ当てのタイミング、ピヴォに当ててからフェイクをかけて受けに行くタイミング、その当て方もバリエーションが多くて、いろいろな技術があって。そう思っていたら自分でドリブルもできるし、決定力もあった」と、木暮氏の現役時代を絶賛した。
続いてあげたのが、現在、自身が指揮を執っている湘南のFP内村俊太だった。「もっと代表に絡まないといけない選手」と、前置きをしつつも、彼が前所属のステラミーゴ花巻に在籍していた時から注目をしていたことを明かしている。
「花巻の時からうまいし、一つひとつの伸びがすごい。サイドで持ち出した時とか、昔のFP前田喜史を彷彿とさせた。当時は、まだ10代だったと思うけど、花巻の時に『すごくポテンシャルが高い選手がいるな』と思った。その後、湘南に移籍してきて、最初はベテランも多く出場もできなかったけど、常にポテンシャルは高かった」
また、P.S.T.C.ロンドリーナ(湘南の前身チーム)時代のチームメートであり、ペスカドーラ町田でも活躍したFP大地悟氏もベスト5に選出。
「大地は、誰よりも自分に厳しい。男では大地悟、女性では藤田あずみさん。大地は両足を使えるし、何でもできる。今なら稲田瑞穂だけど、その先駆け的な選手が大地悟だった。一緒にプレーするとクオリティの高さが分かるし、フットサルと向き合う態度、すべての部分で年下だけど尊敬できる」と、絶賛した。
奥村監督はフィクソに大地、アラーフィクソに内村、アラに木暮を配置し、FPの最後にピヴォとして元日本代表選手であり、湘南の監督とコーチという間柄で一緒に仕事もした相根澄氏の名前を挙げた。
「ピヴォは、いっぱい良い選手がいたけど、相根さんかな。最前線での守備も本当にすごくて、奪われるタイミングまでも分かっている。奪われたあとのことも考えてプレーしている。とにかく切り替えが早かったし、体力も無尽蔵だった。本当にすごかった」と、回想した。
GKには、長らくフットサル日本代表で絶対的な存在だったGK川原永光を挙げ、「田原FC(アグレミーナ浜松の前身クラブ)で最初にやっていた頃に、GKが攻め上がるパワープレーは、日本で川原が初めてやったと思う。だから、足元がうまい印象があった。でも、最初はGKとしての技術が高い印象はそんなになかった。日本代表に入り、いろいろな先輩に文句を言われ、海外のチームからすごいシュートを受けて、数的不利の状況を経験して、悔しい思いをして、いっぱい成長した選手なんじゃないかなと思う。悔しい思いをしないと伸びない」と、持論を展開した。
自身の選んだ5人について、「練習の時はケンカをしあうかもしれないけど、試合になると噛み合う、良いセットになるんじゃないかな」と、分析した。
奥村敬人監督が選んだベスト5
GK 川原永光
FIXO 大地悟
ALA-FIXO 内村俊太
ALA 木暮賢一郎
PIVO 相根澄
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発信元:FUTSAL X